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【新築コラム】年齢を重ねても暮らしやすい住まいとは
2026.01.26
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。家を建てるとき、多くの人が「今」の暮らしをイメージして間取りや動線を考えます。でも、本当に快適な住まいとは、年月を経てもその心地よさが変わらない家ではないでしょうか。若い頃には気にならなかった段差や、階段の上り下り。ちょっとした不便が、年齢とともに暮らしに影響することもあります。だからこそ「今だけ」でなく、「いつか」を思い描いておくことがとても大切なのです。今回は、老後を見据えた家づくりで気を付けたいポイント、平屋と2階建てのメリット・デメリットについてお伝えします。 気を付けたいポイントたとえば玄関の段差をなくすことで、足腰が弱ったときもつまずく心配がぐっと減ります。浴室のまたぎが低いタイプを選べば、入浴の動作も楽になりますし、転倒のリスクも小さくなるでしょう。住まい全体の通路幅にゆとりを持たせておくと、将来的に車いすや歩行補助具を使う場面でも安心して暮らせます。さらに、寝室のそばにトイレを配置する、引き戸を採用する、手すりを設けておくといった配慮は、今の暮らしを快適に保ちつつ、将来の安心にもつながるはずです。こうした“将来を見据えた工夫”は、特別なものではありません。少しだけ意識を変えて設計に取り入れるだけで、何十年先の安心が手に入るのです。しかも、それは高齢になってからの暮らしだけでなく、子育て期や忙しい日常を過ごす家族にとっても、住み心地を高める要素になります。 平屋or二階建てでは、住まいのかたちは平屋と2階建て、どちらがいいのでしょうか?それぞれに魅力と注意点があります。平屋は、生活がすべてワンフロアで完結するため、移動がしやすく家事動線もシンプル。階段がないというだけでも、体への負担が少なくなりますし、バリアフリー設計との相性も良好です。一方で、広い土地が必要なため、都市部などではコストや立地条件に悩むケースも出てきます。また、建物が平坦なぶん、外からの視線や防犯面に配慮した設計も求められます。一方で2階建ては、土地を有効に使える分、利便性の高い場所にも家を建てやすいメリットがあります。空間にメリハリを持たせられるので、家族間のプライバシーを保ちやすく、防犯面でも一定の安心感があります。ただし、階段の昇降がどうしても必要になるため、生活の中心を1階にまとめておくなどの工夫が重要です。さらに、階段を緩やかな傾斜に設計したり、リビングから見える位置にインターホンやセンサーライトを配置することで、防犯性能や安心感が一層高まります。キッチン・洗面・トイレなどの水まわりをコンパクトにまとめる設計も、将来の介助や家事負担の軽減につながるかもしれません。 まとめ家づくりにおいて、先の暮らしまで見通すことは決して大げさなことではありません。「10年後の自分たちは、どんな風に暮らしていたいか?」その問いかけに、今の住まいづくりが応えることができれば、どんな時代を迎えても安心して日々を過ごせるはずです。安心は、間取りの先にある工夫の積み重ねから生まれます。新築でもリフォームでも、住まいを考えるときこそ、“未来の暮らし”に少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。
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【新築コラム】冬の家事が「ぐっとラクになる」住まいづくり
2026.01.12
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。 冬になると、いつもの家事がいつも以上に大変に感じることはありませんか? 水回りの掃除や洗濯、玄関の掃除など、寒さのせいでついつい後回しにしたくなる家事は意外と多いものです。暖房が効きにくい場所での作業は、身体が冷えるだけでなく、気分も重くなりがちです。そんな冬の暮らしの負担を減らすためには、家づくりの段階で“家事が進む仕組み”をつくることがとても大切になります。 冬の家事負担が大きくなる理由の一つは、作業場所が寒さにさらされやすいこと。例えば、北側に位置しがちなキッチンは日当たりが弱く、食器洗いのたびに冷えを感じてしまうことも少なくありません。また、外での洗濯干しや浴室掃除も冷たい空気の中で行うのはストレスになります。こうした「寒い場所での家事」は、動くモチベーションを下げてしまう大きな要因です。 家事効率を高めるポイントでは、冬でも動かなくても家事が進むような住まいにするにはどうしたらいいのでしょうか? 設備や動線を工夫することで、家事が自然に進む環境をつくることができます。まず、キッチンまわりでは食器洗いを効率化する設備が有効です。食洗機を導入すると、立ち仕事の時間を大幅に減らせるので、特に寒い季節に嬉しい時短効果が期待できます。また、よく使う調理道具や食器を手の届きやすい位置に収納することで、移動の無駄を減らし作業をスムーズに進められます。 洗濯に関しては、「洗う→干す→しまう」までの流れを一ヶ所で完結できる間取りが理想的です。ランドリールームをキッチンやファミリークローゼットの近くに配置すれば、外の寒さを避けながら一連の作業が短時間で終わります。室内干しができるスペースや浴室乾燥機も、冬の洗濯負担をぐっと軽くしてくれる設備です。 浴室や玄関まわりも同じく工夫が効きます。浴室暖房機能は入浴時だけでなく、浴室掃除の際の冷え対策にもなり、床材や素材選びも掃除のしやすさに影響します。また、玄関に十分な収納を設けることで、散らかりにくくなるだけでなく掃除の手間を抑えることができます。 冬でも快適な「動線」を考える設備だけではなく、家事動線の設計も重要です。暖かい場所で家事が完結できるように、キッチンやランドリールーム、収納スペースの位置関係を考えておくと、寒さを感じることなく効率的な家事動線が実現できます。また、単純な直線動線だけではなく、回遊できる動線を取り入れることで、家族がすれ違っても動きやすい空間にもなります。このように、冬の暮らしを気持ちよく過ごすための家づくりは、単なる間取りの美しさだけでなく、「日々の家事がラクになる仕組み」を設計段階から取り入れることがポイントです。 住まいの悩みはプロと一緒に解決しませんか?家づくりで大切なのは、見た目だけでなく、毎日の暮らしの快適さを意識することです。特に寒い季節の家事効率や動線の工夫は、住み始めてから気づくことも多いもの。だからこそ、設計の段階でしっかりプロの視点を取り入れることが重要です。桧家住宅では、モデルハウスで実際の暮らしを体感しながら、スタッフと一緒に家事動線や設備の工夫について相談できます。冬の家事がラクになる工夫を取り入れた住まいのアイデアを、ぜひご来場で体感してみてください。モデルハウス見学やご相談はいつでも歓迎です。お気軽にお越しください!
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【新築コラム】快適な在宅ワークを叶える、ホームオフィスづくり
2025.12.20
新築住宅の建築をお考えの皆様、こんにちは。2020年以降、テレワークやリモートワークがすっかり定着し、在宅ワークを日常的に行う人が増えてきました。通勤にかかる時間やストレスが減ったり、自分のペースで働けたりと、在宅ワークには多くのメリットがあります。その一方で、仕事と生活の切り替えがうまくできなかったり、家族の声や生活音が気になったりと、自宅ならではの悩みも生まれがちです。毎日使うからこそ、“なんとなくの場所”ではなく、しっかりと計画された「働くための空間」が必要になります。そこで今回は、在宅ワークをより快適に、効率的に行うための「ホームオフィス」のつくり方について、考え方や設計のポイントをご紹介します。家づくりやリフォームを検討されている方にとって、今後の働き方を支えるヒントになれば幸いです。 「どこに設けるか」で快適さが変わる ホームオフィス設計でまず考えたいのは、“どこにワークスペースをつくるか”ということです。家族の生活動線と重なる場所や、リビングの真横などは便利な反面、生活音や気配が気になって集中できないこともあります。静かにこもれる個室が確保できれば理想的ですが、スペースの都合で難しい場合でも、引き戸やカーテンで緩やかに仕切れるようにすると、ほどよく視線を遮れて仕事に集中しやすくなります。最近ではリビング横の“半個室”的なスペースも人気で、仕事と暮らしのバランスを取りやすいスタイルです。また、窓のある場所を選ぶと、自然光が入り、気分よく過ごせます。換気がしやすいことも、長時間こもる空間では大きなポイントです。 「快適に働ける環境づくり」の工夫 集中できる空間をつくるには、空調や照明、収納にもひと工夫が必要です。たとえば個室タイプのワークスペースは冷暖房が効きにくいことがあるため、空気の流れやエアコンの位置も考慮する必要があります。照明については、デスク周りが暗すぎると目が疲れてしまいます。日中は自然光を活かしつつ、夜間や曇りの日のために手元をしっかり照らす照明を用意しておくと安心です。また、仕事道具が散らからないようにするための収納も重要です。書類や文房具、パソコン周辺機器などがすぐ手に届く位置に整理できるよう、あらかじめ収納棚や引き出しを設けておくと、作業効率がアップします。コンセントの数や配置も、パソコンや充電器を使ううえで意外と見落としがちなポイントです。 将来も見据えた「多用途な空間」へホームオフィスは、長く使うこともあれば、数年で働き方が変わって使わなくなる可能性もあります。そこで考えておきたいのが、将来的な転用です。たとえば、将来的には子ども部屋や趣味の部屋、収納スペースとして使えるような設計にしておけば、在宅ワークをしなくなっても無駄がありません。間取りに柔軟性を持たせておくことで、家族の変化やライフスタイルに応じた使い方ができるのです。 働きやすさは、暮らしやすさにもつながる 家の中に“働く場所”があるというのは、いまや特別なことではありません。けれども、それが「なんとなく置かれたデスク」なのか、「目的を持って整えられた空間」なのかで、毎日の過ごし方は大きく変わってきます。仕事に集中しやすく、かつ暮らしの一部として自然になじむホームオフィス。それは、働く時間だけでなく、家族と過ごす時間、ひとりで過ごす時間、すべてのバランスを支える存在になるはずです。これから住まいを考える方は、ぜひ「働き方」という視点も設計に取り入れてみてください。いまの暮らしにフィットするだけでなく、将来にわたって心地よく暮らせる家づくりへとつながっていきます。 まとめ 在宅ワークを前提とした家づくりでは、「どこで、どのように働くか」を丁寧に考えることが、住まい全体の快適さにもつながります。● 集中できる場所を選ぶこと● 明るさや風通し、空調など環境を整えること● 収納や配線などの細かな配慮を忘れないこと● 将来の暮らしの変化にも対応できる設計にすることこれらを踏まえておけば、ただの“作業スペース”ではなく、仕事も暮らしも快適にする住まいの一部として、ホームオフィスはきっと役立ってくれます。「家で働くこと」がこれからのスタンダードになる時代に向けて、納得のいく空間づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
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【新築コラム】2階リビングのメリット・デメリット|暮らしやすさと将来を考える
2025.12.08
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。都市部や住宅が密集したエリアで家づくりを考えるとき、「2階リビング」という選択肢があります。30坪程度のコンパクトな土地でも、明るく風通しの良いリビングを確保しやすく、道路や隣家からの視線を気にせず過ごせる空間をつくれるのが特徴です。一方で、「階段の上り下りが将来負担にならないか」「来客時の動線はどうか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、2階リビングのメリットとデメリットを整理し、今と将来を見据えた住まい選びのポイントをご紹介します。 2階リビングが選ばれる理由1階にリビングを配置すると、周囲の建物や植木、駐車スペースなどの影響で、光や風の入りが遮られることがあります。2階にリビングを設けることで、採光や通風を確保しやすくなり、閉塞感を感じにくい空間をつくることができます。また、歩行者や近隣からの視線を気にせず過ごせるのは、都市部での暮らしにおいて大きなメリットです。2階であれば、上下の空間を活かしたゆとりある空間づくりが可能です。勾配天井や大きな窓を取り入れることで、同じ床面積でも圧迫感のない広がりを感じられるリビングが実現できます。庭や眺望がある場合は、窓の外の景色を楽しめることも魅力のひとつです。 注意しておきたいことただし、2階リビングの場合、日常的に階段を使うことになります。若い頃は気にならなくても、将来、年齢を重ねてから重い荷物を持って階段を上がるのは、想像以上に負担になる可能性があります。買い物帰りや来客時など、頻繁な上下移動が必要な生活シーンでは、ストレスを感じることもあるでしょう。また、2階は暑くなりやすく、冷房効率や食材の保存に影響が出る可能性があります。宅配や来客があった際、玄関から2階への移動が必要になる点も、日常生活の快適さに関わってきます。 検討する際のポイント2階リビングが適しているかどうかは、土地の立地、家族構成、生活動線の3つがポイントになります。都市部や住宅密集地で採光や風通しが取りにくい場合、2階の高さが有効に働きます。ただし、周囲に高い建物がある場合は、2階でも日当たりや眺望が望めないこともあるため注意が必要です。子どもが小さい時期は、明るく開放感のあるリビングが子育てに適しています。一方で、将来子どもが独立したり、高齢になったりした際の階段の負担についても考慮しておくことが大切です。リビング・キッチンと洗濯スペースや玄関までの動線が複雑にならないか、重い荷物を運ぶときの動線や階段の使いやすさについても確認しておきましょう。 将来を見据えた選択肢老後も無理なく暮らしたいとお考えの場合は、水回りや寝室を1階にまとめた「1階完結型の住まい」を検討するのもひとつの方法です。必要に応じて簡易キッチンを1階に設けることで、最小限の設備で快適に暮らし続けることができます。また、新築段階でホームエレベーターや階段昇降機の導入スペースを確保しておけば、将来の負担を大幅に軽減できます。こうした将来設計を見据えた家づくりは、今の快適さと将来の安心を両立させるための重要な判断材料となります。 「周囲の視線を避けたい」「自然光と風通しをしっかり確保したい」「開放感のある空間で暮らしたい」という方にとって、2階リビングは魅力的な選択肢です。ただし、将来的な生活の変化を見越して、動線や階段まわりに配慮した設計をしておくことが前提となります。今のライフスタイルと将来の暮らしを想像しながら、慎重に検討されることをおすすめします。もし「家づくりをどう始めたらよいか」「2階リビングを取り入れるか迷っている」とお考えでしたら、お気軽にご相談ください。お話を伺いながら、ライフスタイルと将来を見据えた最適な間取りプランをご提案いたします。
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【新築コラム】子どもの成長を支える家づくり
2025.11.28
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。子育て中のご家庭にとって、「どんな家なら子どもが安心して、のびのび育ってくれるだろう?」という思いはとても大切なテーマだと思います。単に広い子ども部屋をつくれば良いということではなく、家族のつながり方や、成長に合わせて柔軟に対応できる間取りなど、考えるべきポイントはいくつもあります。今回は、皆さまの大切なお子さんが健やかに過ごせる住まいの工夫についてご紹介します。 子育て住宅で大切なポイントまず大切なのは、家族が自然に顔を合わせる間取りです。リビングを中心に、どこにいても家族の気配が感じられる空間にすると、自然とコミュニケーションが生まれます。キッチンから家全体を見渡せると、料理をしながらでも子どもの様子がよく分かります。そして、子どもが楽しめる遊び心のある工夫も大切。黒板クロスを使った壁で自由にお絵描きできるスペースを作ったり、作品を飾れる小さなコーナーを設けたり。特別な設備でなくても、ちょっとした工夫で子どもが楽しめる空間になります。家族のつながりは大切ですが、成長とともに一人で集中する時間も必要になります。リビングの一角に勉強コーナーを作ったり、将来的には個室も使えるよう、フレキシブルな設計を心がけています。 間取りの工夫例最近人気なのが、リビングで勉強できるカウンタースペース。家族の気配を感じながら勉強できるので、分からないことがあってもすぐに聞けますし、親も自然にサポートできます。リビングと外をつなげると、室内にいながら外の空気を感じられます。子どもにとって、自然を身近に感じられる環境は心身の成長にプラスになります。子どもがお手伝いしやすいキッチンにすることで、自然と家族の会話が生まれます。一緒に料理を作る時間は、とても良いコミュニケーションの機会になりますね。子どもが描いた絵や工作を飾れるスペースがあると、達成感や自信につながります。廊下の一角や階段の壁など、ちょっとしたスペースでも十分です。 子ども部屋について子どもが成長すると個室も必要になりますが、配置には気をつけたいところ。玄関から直接子ども部屋に行けてしまうと、家族との接点が少なくなってしまいます。リビングを通って子ども部屋に行く動線にすることで、自然と顔を合わせる機会が作れます。自然光がたっぷり入る明るい部屋は、子どもの気持ちも明るくしてくれます。窓の位置やサイズを工夫して、一日中気持ちよく過ごせる空間を作りましょう。 気をつけたいポイント子どもの成長は早いもの。今の年齢だけでなく、10年後、20年後のことも考えた設計が大切です。間仕切りを変えられる可変性のある間取りにしたり、用途を変更しやすい部屋にしたりと、将来の変化に対応できる工夫をしています。また、小学生になると、子どもなりにプライバシーも意識し始めます。見守りながらも、子どもの自立心を育てられるような環境作りが大切ですね。 まとめ子育てに良い家づくりは、特別な設備や広いスペースが必要というわけではありません。家族のライフスタイルに合わせて、コミュニケーションが生まれやすい間取りや、子どもが安心して過ごせる環境を作ることが一番大切です。子育て住宅について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。実際のモデルハウスを見ていただきながら、ご家族に合った間取りをご提案させていただきます。
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【新築コラム】暮らしに“ちょうどいい余白”を。フリースペースのある家づくり
2025.11.15
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。家づくりをご検討中の方なら、「子どもが遊ぶスペース」「リモートワーク用の場所」「ゆったり過ごせる部屋」など、“ひと部屋増やしたい”という思いを抱くことがあるかもしれません。そこで最近、住まいづくりの中で注目を集めているのが、“使い道を決めずに設ける余白”としての「フリースペース」です。 フリースペースって何?フリースペースとは、いわゆる「部屋」という位置づけではなく、廊下の先や階段のホール、リビング横のちょっとしたスペースなど、間取りの中にある“余白”を活用する考え方です。広い個室でなくても、自由に使える場所があるだけで、暮らしにゆとりが生まれます。 フリースペースの活用アイデアフリースペースの魅力は、ライフスタイルに合わせて柔軟に使い方を変えられること。たとえば、子どもが小さいうちは遊び場として、成長すれば学習机を置いてスタディスペースにするなど、年齢や家族構成の変化に合わせて役割を変えていけます。リビングから少し離れた場所に設ければ、落ち着いて作業できるワークスペースにもなります。カウンターを設けて書斎風に仕上げれば、家族の気配を感じつつも集中できる空間に。収納スペースとして使うのも一つの方法です。季節物やあまり使わない荷物をまとめておけますが、「とりあえず置いておく場所」にならないよう、使い方のルールを決めておくといいでしょう。また、室内干しスペースとして活用すれば、花粉や雨の日でも安心。日当たりや風通しを考えて設計すれば、家事動線の中でも便利な存在になります。ほかにも、セカンドリビングのように家族が思い思いに過ごせるリラックス空間として取り入れるのもおすすめです。2階に設ければ、日当たりのよい開放的なスペースが生まれます。 後悔しないために気をつけたいポイント自由度が高いぶん、設計段階で注意したいこともいくつかあります。まず、空調が届きにくい位置にあると、夏は暑く冬は寒い空間になってしまうことがあります。あらかじめエアコンやサーキュレーターの配置を想定しておきましょう。また、動線の途中にあると人の出入りが多く、落ち着かない場所になってしまうことも。ワークスペースやくつろぎの場として使いたい場合は、家族の通行を考慮した位置を選ぶことが大切です。さらに、窓が少ない場所だと昼間でも暗く感じやすいため、照明計画にもひと工夫を。個室ではないためプライバシーが確保しづらい点も考慮し、必要に応じてパーテーションやロールスクリーンを設けると安心です。そして意外と見落としがちなのが、コンセントや収納の位置。後から「ここに電源があれば…」と困ることがないよう、使用目的を想定して配置しておくと使い勝手がぐっと良くなります。 住まいに「余白」を設けることで、固定された使い方に縛られない自由な空間が生まれます。ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、暮らしに余裕と安心感をもたらしてくれるフリースペース。私たちケントホームズでは、こうした“ちょうどいい自由度”を持つ住まいづくりを大切にしています。「自分の家にどんなフリースペースが作れるだろう?」と気になった方は、ぜひ一度展示場でご相談ください。あなたの暮らし方にぴったりのご提案をいたします。
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【新築コラム】平屋人気が再燃中!建てる前に知っておくべきこと
2025.11.01
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。近年、住宅展示場や街中でも「平屋」の住まいを目にする機会が増えてきました。かつては主に高齢世代に選ばれる住まいという印象もありましたが、今では子育て世帯や共働き家庭など、幅広い層に注目されています。一見シンプルな構造に見える平屋ですが、その人気にはしっかりとした理由があります。今回は、そんな平屋の魅力と、実際に家を建てる前に知っておきたい注意点について紹介します。 なぜ今、平屋なのか 平屋とは、すべての居室や設備がワンフロアにまとまった建物のこと。昔ながらの日本の住宅に多く見られた形ですが、敷地の確保が難しくなった都市部では2階建てや3階建てが主流となっていきました。しかし近年では、建築技術の進歩やライフスタイルの変化に伴い、「暮らしやすさ」や「効率性」が見直されるようになり、再び平屋への関心が高まっています。 ワンフロアで完結する暮らしの魅力平屋最大の特長は、すべての生活が1階で完結するという点です。家事や移動の負担が少なく、子どもから高齢者まで安心して暮らせる設計が可能になります。階段を使う必要がないことで、将来のバリアフリー性にもつながりますし、小さな子どもがいる家庭では転落事故の心配もありません。また、家族が自然と同じ空間に集まりやすく、コミュニケーションがとりやすい点も平屋の大きな魅力です。間取りの自由度も高く、構造上の制約が少ないため、大きな吹き抜けや中庭のあるプランも取り入れやすくなります。 平屋ならではの「外とのつながり」も、暮らしに豊かさをもたらす要素のひとつ。リビングと庭をフラットにつなげれば、屋内外の一体感が生まれ、季節の移ろいをより身近に感じられる空間になります。 注意すべきは“土地と設計の工夫” 一方で、平屋にはいくつか気を付けておきたい点もあります。まず考えなければならないのが、必要な土地の広さ。上下に空間を重ねる2階建てに比べて、同じ床面積でも建物の「面積」が大きくなるため、それに見合った敷地が必要になります。特に都市部では、土地の確保がコストや利便性に直結します。 建築費用についても、基礎や屋根の面積が広くなるため、平屋の方が割高になるケースも。シンプルな形状にする、無駄を省いた動線設計をするなど、計画段階での工夫が求められます。 さらに、平屋では採光や通風に配慮が必要です。住宅の高さが抑えられるため、隣地の建物や塀によって日当たりが悪くなる可能性もあります。必要に応じて天窓を取り入れる、部屋の配置に変化をつけるなどの工夫が有効です。 もう一点忘れてはならないのが防犯とプライバシーの確保。すべての部屋が地面に接しているため、窓や出入り口の位置・防犯対策は慎重に設計する必要があります。 まとめ 平屋には、生活のしやすさや家族のつながりを育む間取り、老後を見据えた安心感など、多くの魅力があります。ただし、敷地条件やコスト、周辺環境をしっかりと把握し、設計段階での工夫を重ねることが、満足のいく住まいづくりにつながります。 「平屋に興味はあるけれど、自分たちに合っているのか不安…」という方は、まずはケントホームズのモデルハウスを見学してみませんか?実際の間取りや暮らしのイメージを体感しながら、住まいのプロがご相談にも丁寧にお応えします。理想の住まいを一緒にカタチにしていきましょう。
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【新築コラム】理想の間取りを見つけるために大切なこと
2025.10.18
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。マイホームを建てるとき、多くの方が夢を膨らませながら間取りを考えていきます。しかし、情報を集めるほどに選択肢が増え、どうすればいいのか分からなくなってしまう方も少なくありません。いわゆる「間取り迷子」の状態です。せっかく建てる家ですから、暮らしやすさを実感できる間取りにしたいものです。そのためには、ご自身やご家族の生活スタイルをしっかり見つめ直すことが何より重要になります。今回は、間取りづくりで迷わないためのポイントと、生活スタイル別のヒントをお伝えしていきます。 間取りづくりで気を付けるポイント見た目の美しさや広さに惹かれて間取りを決めてしまうと、住み始めてから「思っていたのと違った」という事態になりかねません。間取りを考えるときには、次の4つの視点を忘れないようにしましょう。まず考えたいのが家族構成です。家族の人数や年齢によって、必要な部屋の数や使い方は大きく変わってきます。小さなお子さまがいるご家庭では子育てのしやすさを第一に考える必要がありますし、お子さまが成長してきたらプライバシーを守れる空間も必要になってきます。次に、趣味や休日の過ごし方も大切な要素です。家は単に生活するだけの場所ではなく、楽しめる空間でもあるべきです。映画鑑賞が好きな方ならシアタールームを設けるのも素敵ですし、友人を招くのが好きな方なら、ゆったりとしたリビングや来客用のスペースがあると理想的です。家事動線と収納の観点も欠かせません。毎日の洗濯や料理の流れを具体的に思い浮かべながら、無駄な動きが少ない動線を考えることで、日々の暮らしがぐっと楽になります。また、持ち物の量に見合った収納を、使いやすい場所に配置することも快適な生活につながります。そして最後に、将来のライフプランを見据えることも重要です。結婚、出産、お子さまの成長、老後の生活など、これから起こりうるライフイベントを想定しながら間取りを考えることで、長く住み続けられる家になります。 あなたのライフスタイルに合った間取りとは生活スタイルによって、間取りで重視すべきポイントは変わってきます。ここでは、いくつかの代表的なパターンをご紹介します。共働きのご夫婦の場合お仕事をされているご夫婦にとって、家での時間は限られています。だからこそ、家事を効率よくこなせる動線づくりが重要になってきます。キッチンから洗濯機、物干しスペースまでの移動がスムーズだと、忙しい毎日でも家事の負担を減らせます。パントリーや大容量の収納スペースを確保しておけば、日用品をまとめ買いできるので買い物の回数も減らせます。また、リモートワークをされる場合は、リビングとは別にワークスペースを設けることで、仕事に集中しやすく、お互いが快適に過ごせる環境をつくれます。 お子さまがいるファミリー小さなお子さまがいるご家庭では、キッチンから子どもの遊ぶ様子が見える開放的なLDKが安心です。家事をしながらでも目が届くので、安全を確保しやすくなります。お子さまの成長とともに部屋数が必要になることを考えて、仕切りを動かせる可変性のある間取りにしておくと将来的に便利です。また、思春期になると家族とのコミュニケーションが減りがちですが、リビングを通って各部屋に行く動線にしておけば、自然と顔を合わせる機会が増えます。 自宅で仕事をする方リビングの一角で仕事をしようとすると、家族の話し声やテレビの音などが気になって集中しにくいものです。できれば独立したワークスペースを確保することで、仕事の効率が上がります。また、仕事とプライベートのメリハリをつけるためにも、仕事の空間と生活の空間を分けられる間取りが理想的です。スペースに限りがある場合は、収納の一部をワークデスクにできる一体型の設計にすると、限られた面積を有効に使えます。 趣味やアウトドアを楽しみたい方アウトドアやスポーツが趣味の方は、道具が大きく汚れやすいことが多いため、土間やガレージがあると便利です。外で使った道具をそのまま収納できるので、室内を汚さずに済みます。また、テラススペースを充実させれば、自宅にいながらアウトドア気分を味わえます。気軽にバーベキューを楽しんだり、外の空気を感じながらリラックスしたりできる空間は、日常に豊かさをもたらしてくれます。 間取り迷子にならないための心得理想を詰め込みすぎて迷子にならないために、いくつか心に留めておいていただきたいポイントがあります。まず、今の暮らしだけでなく、3年後、5年後、10年後の生活を具体的に想像してみてください。「絶対にこうなる」という確約ではなく、「こうなるかもしれない」という可能性を考えておくだけで、長期的に快適な間取りをつくりやすくなります。また、家族構成やライフスタイルは時間とともに変化していくものです。仕切りを動かせる設計にしたり、収納に窓をつけて将来的に部屋として使えるようにしたりと、変化に柔軟に対応できる工夫を意識しておくと安心です。そして忘れてはならないのが、業者任せにしないことです。ハウスメーカーは豊富な経験から素晴らしい提案をしてくれますが、それがすべてのご家庭に当てはまるわけではありません。提案された間取りで実際の生活をシミュレーションし、本当にご自身の暮らしに合っているかを確かめながら、必要に応じて調整していくことが大切です。 一緒に理想の間取りを考えませんか?間取りは、毎日の暮らしやすさを左右する重要な要素です。だからこそ、しっかりと考えて決めたいものですが、一人で悩んでいても答えが見つからないこともあります。私たちは、お客様一人ひとりの生活スタイルやご要望をじっくりとお聞きしながら、本当に快適に暮らせる間取りをご提案しています。実際の施工事例もご覧いただけますので、具体的なイメージも持ちやすくなります。「こんな暮らしがしたい」という想いがある方も、「何から考えればいいか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。あなたの理想の住まいづくりを、私たちが全力でサポートいたします。ぜひ一度、店舗まで足を運んでみてください!
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【新築コラム】帰宅後をスムーズにする“ただいま動線”とは?
2025.10.04
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。毎日の暮らしの中で、帰宅してからの動きが意外とストレスになっていませんか?玄関が散らかってしまったり、手洗いのタイミングを逃したり…小さなことでも積み重なると大きな負担になります。そんな不便を解消するための考え方が「ただいま動線」。玄関から洗面、収納、ランドリーへとスムーズにつながる動線を設けることで、帰宅後の流れが自然と快適になります。 玄関から洗面へ直結する安心動線玄関にシューズクロークをつくると、靴や傘だけでなく、ベビーカーやスポーツ用品などもそのまま収納でき、玄関が散らかりにくくなります。家に入った瞬間のすっきり感は、毎日の気分を大きく左右しますよね。また、玄関からリビングへ向かう途中に洗面台を設ければ、帰宅直後の手洗いやうがいがスムーズに習慣化。感染症対策にも役立ち、来客時にも生活空間を通らず使えるので安心です。 クローゼットとランドリーをつなぐ効率性帰宅後、上着やバッグをついリビングに置いてしまう…。そんな日常の「あるある」も、ファミリークローゼットを動線上に置くことで解消できます。外出用品をその場で片づけられるので、生活空間が散らかりにくくなります。さらにランドリールームへ直結させれば、脱いだ服をそのまま洗濯機へ。収納・着替え・洗濯がひと続きの流れで完了し、家事効率がぐんとアップします。 片づけやすさが、暮らしを整える動線が整理された間取りは、家族の習慣を自然に変えていきます。片づけや手洗いが「やりやすい場所」にあることで、無理なく続けられる習慣に。結果としてリビングが散らかりにくく、掃除も手間いらずに。小さな工夫が積み重なり、家全体が快適で整った空間へと変わります。 住まいづくりのご相談はお気軽に間取りを考えるとき、デザインや広さはもちろん大切ですが、「帰ってからどう動くか」という視点を加えると、暮らしやすさが大きく変わります。ほんの少しの工夫で、家事や片づけがラクになり、毎日の生活にゆとりが生まれます。「わが家にはどんな動線が合うだろう?」「収納や洗面はどこに配置するのが便利かな?」そんな疑問があれば、ぜひ一度ご相談ください。住まいのプロが、ご家族のライフスタイルに合った間取りをご提案いたします。モデルハウスや完成見学会では、実際に動線を体感いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
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アクアフォームが結んだ信頼の絆~その軌跡と今後のビジョン【社長対談:後編】
2023.04.28
前回から引き続き、日本アクアの中村社長との対談後編です。アクアフォームは戸建住宅に留まらず、ゼネコンが手掛ける大規模プロジェクトでも採用されるなど、活躍のフィールドが拡がっています。両社の関係性や、製品の技術進歩などを振り返りつつ、企業としての将来のビジョンをふたりのトップが語ります。 【対談者】株式会社 ヒノキヤグループ 代表取締役社長:近藤 昭株式会社 日本アクア 代表取締役社長:中村 文隆 ▼普及のポイントはコスト面と導入の容易さ近藤:中村さんは、これまでアクアフォーム普及を通じて、日本で高気密・高断熱住宅を普及させた一翼を担ってきたと思っているのですが、会社を作った時にここまでになることを想像していましたか?中村:全く思わなかったです(笑)。これまで、高気密・高断熱住宅といえば外断熱が主流でした。しかし、韓国や中国、イギリスでの事例からも、外断熱は火事の危険があります。やはり耐火においては内断熱の方が良い。外断熱は施工時に断熱材を外から貼るため、コストもかかって難しいんです。しかし、日本アクアに頼めば、簡単に断熱施工ができるので普及したのではないかと思います。近藤:先ほどおっしゃっていた、大工さんではなく専門部隊が施工することで、施工のムラなどを極力無くしていこうということですよね。 中村:そうですね。断熱材は断熱屋さんがやる時代が来たのではと思います。 ▼アクアフォームのターニングポイント近藤:いま、日本アクアでは年間で木造の戸建をどれくらい建てていましたか?中村:5万棟を超えていますね。近藤:5万棟というと、日本で1年間につくられる住宅の約10~11%ほどに当たるので、10棟に1棟はアクアフォームが入っている。これはすごいことですよね。中村さんは会社設立時「将来売り上げ300億円を目指す」とおっしゃっていて驚いたのですが(笑)、16年経って手が届きそうなところまで来ましたよね。その間に、どこかターニングポイントはありましたか?中村:一番はヒノキヤグループに入ったことです。原料メーカー勤めを経て、独立して1人で近藤社長にお会いした時も「前の会社じゃなくて、中村さんから使うよ」と、言っていただいて。近藤:中村さんが勤めていた前の会社の建材を使っていましたが、ある日突然「独立します」と聞いて。「同じ商品で同じようにやるので、ウチの商品を使ってください」と来られたんですよね。僕は中村さんしか知らなかったし、最初に売り込みに来た方で。思い入れもすごく強かったので、どんな会社かも分からないまま「じゃあわかった」と。(笑)中村:近藤社長と建材の商社さんのおかげで順調になってきた頃、出資者から、会社が大きくなったらどこかで同業他社に売る、という話が出て困ったことになったと。そこで近藤社長や商社、問屋さんに相談したところ、近藤社長が即答で「うちが受ける」と言っていただいて。あれがなかったら今の会社はなかったと思います。 ▼原料コストを下げるため、自ら製造メーカーへ転換近藤:日本アクアも当時はまだ原料を輸入して、自分達はあくまで営業して施工するだけの会社でしたよね。会社の規模も大きくなり、日本アクアが上場する、といった流れの中で「自分達は原料メーカーになる」と。原料メーカーになるためには、技術的・専門的な人材が必要ということでテクニカルセンターを作りましたよね。あれはどう言った考えだったのですか?中村:僕はアクアフォームを普及させたかったのですが、原料をそのまま買うだけではコストが下がらない。原料メーカーさんと交渉を重ねましたがなかなか解決できず、「これはもう作るしかない」と。川上から川下まで全て自社でやろうと決めて、 2014年、横浜に研究所を設立しました。技術の方にも来てもらえたことで、原料が製造できるようになった。ここは第二のターニングポイントでした。 ▼開発・研究・製造から最後の施工まで近藤:その後、色々な新しい商品や付加価値のある商品を自ら開発していった。テクニカルセンターで技術者を仲間に出来たことは、非常に大きかったと思いますね。中村:新しい『アクアモエン』という燃えない断熱材も一昨年に完成しましたが、そういった商品も研究所がなければ出来なかったと思います。近藤:今では日本アクアはウレタン断熱材を自ら開発・製造するメーカーである、ということですよね。まさに開発・研究・製造から最後の施工まで全てこれをやっている会社は・・・?中村:世界にも我々しかいないです。 近藤:そういう意味でもユニークな会社ですよね。その部分に特化しているので、非常に強い会社になったと、改めて感じます。 ▼ESGも見据えた、リサイクルへの対応中村:このウレタン系断熱材はリサイクルがなかなか難しいのですが、リサイクル対応にも成功しました。いまESGなど色々と取り沙汰されていますが、粉砕して再断熱に利用することも可能で、このリサイクルができるのも日本で我々だけなんです。近藤:施工現場で吹き付けをした後、はみ出た部分をカットしたゴミをリサイクルしようということですよね。中村:そうです。これは大量に発生するゴミで、年間5万棟のゴミ処理は1億円以上かかりますから、やはりリサイクルをしていかなければいけない。発生したゴミは東北工場でリサイクルしています。近藤:そういった取り組みや起業姿勢も評価につながる。工務店やゼネコンもそこは重視しますよね。 ▼アクアフォームの拡がるフィールド近藤:これまでずっと戸建ての話をしていますが、実は日本アクアはウレタンの断熱材を一戸建てだけではなく、大きなビルやマンションなどでも手がけていますが、例えばどんなところに?中村:羽田空港や大阪のサッカースタジアム、タワーマンションや国立病院、大学病院ですね。こういった建築系やRC系(有筋コンクリート)には、かなり採用していただいています。近藤:結局ありとあらゆる建物には、必ず断熱材が入っており、そこにも日本アクアは入り込んでいると。中村:やはりゼネコンも中小の工事会社に任せるよりも、施工からリサイクルまで一貫して扱える、我々のようなメーカーが喜ばれてチョイスしていただけるということですね。近藤:特にゼネコンの仕事ですと、戸建てとは違ったニーズがあるんですよね。それで燃えにくい断熱材も開発したということですか?中村:中国のテレビ局やアパートなどの火事で数名亡くなる事件があり、世界的にウレタン・プラスチック系素材は断熱性に優れているが、燃えるのではないか?と懸念されました。そこで、5年前から燃えない断熱材『アクアモエン』の研究に着手し、開発に成功しました。いま韓国に輸出していますが、アジア圏にも『アクアモエン』を広めたいと考えています。 ▼高気密・高断熱住宅の、普及への思い近藤:日本の住宅の高気密・高断熱化が普及してきて10~20年。その流れのなかで、日本アクアはとても大きな貢献をしてきたと考えているのですが、そこに何か思いはありますか?中村:そうですね、ヒートショックで1万5千人ほど亡くなってしまう中で、アクアフォームを使っていただくこと、Z空調を導入することで、洗面・トイレ・廊下、どこに行っても暖かいし涼しい家ができる。 断熱には色々な工法がありますが、施工時に隙間が全くなくなるのは吹き付けしかありませんので、やはり我々の商品が一番優れている。これを評価されたことが一番良かった事ですね。近藤:あとは、やはりコストですね。20年前と今と比べて、色々な努力をした事でかなり下がりましたよね。中村:そうですね。起業した時よりも40%ほどコストも落ちています。 ▼我が家の家づくりから生まれた『Z空調』近藤:ちょうど10年ぐらい前に僕が家をつくった時、アクアフォームを使ってしっかり高気密・高断熱にしたんです。そのとき中村さんに、「もっと何か快適な設備ってないですか」と相談をしたら「全館空調を入れたらどうですか」って提案をしてくれたんですね。中村:そうでしたね、言いました(笑)。近藤:それがきっかけで、我が家は全館空調を導入して快適な生活を手に入れ、これが『Z空調』に繋がっていくという流れがあったんです。そう考えると 『Z空調』がいまあるのも、中村さんがあの時に全館空調を勧めてくれなかったら、なかったかもしれない。そういう意味でも我々と日本アクアとは繋がっていますね。 ▼日本アクアの最大の特徴は近藤:いろんな断熱材メーカーや、ウレタンでも競合の会社があるんですが、そういう他の断熱材の会社と比べて、日本アクアの最大の特徴って何でしょうか?中村:原料メーカーは他にもあるんですけども、やはり原料しか作っていない。例えば板状のボードメーカーも板状の断熱材しか作っていない。繊維系もそうですが、その物しか作っていない。我々はこの材工。 我々にしか出来ないこれが一番の武器ですね。原料から工事・再利用までできるここが一番の強みですね。近藤:そういう会社は他にもないし、そもそもそんなことをやろうなんて思っている会社も他にはないですよね(笑)中村:そうです、ないんですね(笑)。職人さんが毎日1,000人、アクアフォームを吹き付けしているわけで、なかなかその規模は世界的にみてもないですね。近藤:そういう意味では非常に面白い会社で、他と色々な意味で差別化ができていますよね。 ▼日本アクアの将来のビジョン近藤:日本アクアもこうして本当に大きな会社になり、この先何を目指していくのか、どんな商品が今後出てくるのかなど、そういうことも含めてこれからの目標をお聞きできればと思います。中村:起業した時は300億円、上場した時は1,000億円をやると言いましたので、それを目指そうと思っています。どういう戦略かというと、ウレタンの木造分野はもう出来ました。建築は『アクアモエン』燃えない断熱ウレタンが主軸となり、ここで売り上げがまた上がると思います。そして今度は、防水の方にも参入しています。日本のビルを見ると、防水が切れたり駄目になったビルがたくさんあり、この市場を取っていきたい。日本の防水市場はガラパゴスで、どこも同じような古い防水の手法なんです。海外は超速硬スプレーという、超速硬のポリウレアがスタンダードです。日本だけなぜか、それが使われていない。なぜ使われていないかというと、既存の団体守りたいだけなんですね。 そこで、ポリウレアの新商品『アクアハジクン』を全国に販売していきたいと考えています。現在、20年の耐久年数試験をパスしており、30年の耐久試験も行っています。それをパスできれば、15年から20年の保証をつけて防水の分野にも参入していきたいと考えています。近藤:断熱材の業界では、日本アクアはある意味革命児というか、異端児と言われながらも、業界のしがらみを破壊しながらやってきた。これを防水業界でもやろうというのは大変なことだとは思うんですが。やはり思いは最終的に、そのビルのオーナーや利用している方にとってより良い形、建物にとってもより耐久性が増して雨漏りなどがないようにする。これは誰もが願う話ですから、良い材料を広めていこうということですよね。そこは日本アクアならやっていけると思うし、一生懸命応援したいと思っています。中村:ありがとうございます、よろしくお願いします。近藤:本日は中村社長をお迎えして、対談という形で話をさせていただきました。中村社長、どうもありがとうございました。中村:ありがとうございました! 【このチャンネルについて】ヒノキヤグループの膨大なデータから、家づくりに役立つ情報を発信していきます。是非チャンネル登録の上、次回以降もご視聴ください。